紫陽花の妖精

1週間の疲れをリフレッシュするために、私の癒し、銭湯へ行ってきました。

近所にある、激アツなお風呂屋さん。

最後の時間だったので空いていて2人しかいませんでした。

スッキリしました~。

出てきて、駐車場に戻ってきたところ、暗がりから小さなおばあさんが近づいてきて、

「もう帰るの?」

と聞いてきたので、「はい、帰ります~。」と答えると、

「こっちに来て~。」

と手招きしています。ちょっと怖いと思いつつ、案内される方へ行ってみると、駐車場の奥にあるお家の庭でした。

「これ、見て~。」

と指さした方には、真っ白い大きな紫陽花がたくさん咲いています。

そこで初めておばあさんの顏を確認できたのですが、白髪のボブだったので、紫陽花とおばあさんを見間違えてしまうくらい、大きな紫陽花でした。

「持っていかない?」

と言って2本切ってくださり、いただいて車に戻り、お礼に会釈しようとしたら、、、

もうおばあさんの姿はありませんでした。

紫陽花を助手席に乗せて走る帰り道、おばあさんは紫陽花の妖精だったんだ、というファンタジーなストーリーを思い描きながら、身体も心もほっこり、リラックスした夜でした。

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